近代日本の身装文化(身装画像)
説明 新婚の夫婦が長い旅行から帰って、両親に挨拶をしている図だが、母親の様子がおかしいのは、望まれた姉と、実子の妹をすり替えるという大それたことをし、それがすっかり露見したため。しかし結局は婿が妹を受け入れ、晴れて新夫婦として両親の前に現れた。「貴婦人にも勝るべき扮装(イデタチ)、大一番の丸髷好う似合いて、其の美しきこと見る眼眩きばかりなり」とある。高島田の処女が人妻になると丸髷に結い変える。髷といえば、頭上に髪を形をつけて結ぶことだが、特に丸髷を指すこともある。明治以後は、既婚者の日本髪といえばたまに気分を変えて銀杏返しを結うくらいで、ほとんど丸髷だった。髷の大きさは中に入れる紙製の型――髷型の大きさで決まり、大きいほど派手で、色っぽいとされたから、だんだんに大きいものが作られた。(大丸 弘)
ID No. D10-016
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1898(明治31)年2月18日号 5面
小説のタイトル 新婚旅行(44)
作者 半井桃水(1860-1925)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2ma:[丸髷]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
Vob:[帯]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Vhao:[羽織]
時代区分・年代 19世紀終わり;1898(明治31)年
国名 日本
キーワード 竪縞のきもの;お太鼓結び;帯揚げ;黒紋付き羽織;羽織紐
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥