近代日本の身装文化(身装画像)
説明 第14回では四十代半ばのこの家の主人のお手前で、その姉が濃茶の一服を頂戴しながら、姉の娘の縁談を話し合っている。姉はすでに夫を亡くしているのでまだ黒々した髪を短く切って、先を茶筅(チャセン)風に縛っている。第23回はこの女性が、同じ目的で懇意な軍人のもとを訪れた場面。女性の着ているのはどちらの場合も小紋のきものに被布。被布の素材として綾羅紗に人気があったので、第14回の挿絵ではそれを示そうとしているのかもしれない。被布は少女から年頃の娘、老人にまで広く用いられ、外出には外套代わりになり、家でも羽織のように着られる重宝な衣服だったが、このころからだんだんと、大人の女性の外出は吾妻コートに取って代わられた。(大丸 弘)
ID No. D09-005
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1897(明治30)年1月17日号 2面
小説のタイトル 玉藻の床(14)
作者 半井桃水(1860-1925)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G542:[茶室]
D2:[ヘアスタイル]
D4gu:[軍人;武人;騎士]
D1hi:[ひげ]
Vhao:[羽織]
Qkas:[絣]
時代区分・年代 19世紀終わり;1897(明治30)年
国名 日本
キーワード 未亡人;茶筅髪(ちゃせんがみ);小紋のきもの;口髭;黒紋付き羽織;飛白のきもの;茶道具
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 D09-005, D09-006