近代日本の身装文化(身装画像)
説明 夜遅く訪ねてきた客を玄関で出迎える下女。黒襟付きの縞のきものに、下女にしてはかなり派手な帯を締めているが、素足。花柳界などでは、下女には寒中でも足袋を履かせないという風習もあったが、花柳界にかぎらず、下女の足袋は汚れや傷みが激しいため、ごく寒いとき以外は履かせない、という家はかなりあったという。髪は唐人髷で、未婚女性に好まれた髪型のひとつ。この時代はまだ手燭の時代と変わらず、訪問客があるとそのたびに、ランプを奥から持って出たことがわかる。暗い玄関を訪れる者にとっての、ひとつの情景だったろう。男の着ている二重廻しは本文で、外套(トンビ)と仮名を振っている。(大丸 弘)
ID No. D09-003
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1897(明治30)年3月29日号 5面
画家・撮影者 阪田耕雪(坂田耕雪)(1871-1935)
小説のタイトル 化粧美人(3)
作者 井上笠園(笠園主人)(1867-1900)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4ge:[下女;下男;召使い]
D2ni:[日本髪一般]
Vwa:[男性和装外套]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Wtu:[杖;ステッキ;松葉杖]
G023:[日本式玄関構え]
時代区分・年代 19世紀終わり;1897(明治30)年
国名 日本
キーワード 唐人髷;黒襟;竪縞のきもの;[インバネス;トンビ;鳶(とんび);二重回し;二重廻し;二重外套;二重マント];ランプ
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥