| 説明 | 自分から好んで牛屋(ギュウヤ)の女中になった娘、あまりの忙しさに驚く。牛屋、つまりすきやき店は『安愚楽鍋』(1872年)の時代もずいぶんむかしのことで、新しい商売ではないが、相変わらず大衆には人気があった。たいていは広い玄関からすぐに大きな階段があり、横の調理場から、誂えものを運ぶ女中がその階段を忙しく上り下りしていた。牛屋の女中というと、気風も身なりも一種独特のように考えられていた。髪は銀杏返しを引っ詰めて結い、きものは紺絣の筒袖で裾みじか、前垂れはもちろんしているが、立ち居が激しいので、きものの膝はひと月で抜けるという。帯はお太鼓をなるべく膨らませないように結び、階段で滑らないように冬でも足袋を履くことは許されなかった。(大丸 弘) |
|---|---|
| ID No. | D08-115 |
| 出典資料 | 報知新聞 |
| 発行年月日 | 1900(明治33)年8月16日号 1面 |
| 画家・撮影者 | 鈴木華邨(1860-1919) |
| 小説のタイトル | 日の出島:曙の巻 外交官 |
| 作者 | 村井弦斎(1863-1927) |
| 資料タイプ | 挿絵 |
| 身装画像コード | D7jok:[女給(カフェー,飲食店ウェートレス)] D2ic:[銀杏返し] Qkas:[絣] D3ob:[帯の締め方;帯の位置] |
| 時代区分・年代 | 19世紀後半;1896(明治29)年 |
| 国名 | 日本 |
| キーワード | 牛屋(ぎゅうや);すき焼き店;女中;飛白;筒袖のきもの;裾みじか;お太鼓結び;テーブル;コーヒーカップ;ソーサー;椅子;カーテン |
| 男女別 | 男性;女性 |
| 体の部分 | 全身;上半身;坐臥 |
| 関連情報 | D08-115, D08-117 |