近代日本の身装文化(身装画像)
説明 鉋仕事をしているのは指物職人。大工の中でも箪笥屋など家具職や指物師などは、自分の家の仕事場にこもって作業をする居職だから、どんな恰好をしようが勝手だが、細かい木屑をいっぱい浴びるので、この男のように、厚司のような、木屑を払い落としやすくて、丈夫な生地で作った半纏に三尺を締め、紺足袋を履くのがいちばん当たり前の恰好。この職人が半纏の下に着ているのはきものだが、出職の大工や植木屋ならもちろん紺の股引に突っ掛け草履。職人の履く足袋の底は麻糸で丹念にさした刺子になっていて、そうでもなければ三日と持たない。出職の大工とちがって、ある程度の広さのある仕事場と、材料の材木置場の必要な指物師は、親方から離れて独立するのはむずかしかった。(大丸 弘)
ID No. D08-036
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1896(明治29)年8月5日号 5面
小説のタイトル 電気灯(27)
作者 幸堂得知(東帰坊)(1843-1913)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Vhat:[半天;どてら]
Vob:[帯]
Vta:[足袋]
時代区分・年代 19世紀終わり;1896(明治29)年
国名 日本
キーワード 指物職人;三尺帯;紺足袋
男女別 男性
体の部分 全身;坐臥