近代日本の身装文化(身装画像)
説明 笛吹川をめぐる水訴訟がテーマの作品。ただしこの挿絵は画家のちょっとした遊びで、話の筋とは関係ない。四人のうち左から、一番目の男はこの辺りの農民だろう。股きりのわびしい野良着に、三尺帯を前かちょっと横で、たぶん駒結びにしている。三尺帯というのは要するに、人の胴回りに一重巻くのに、それだけは必要という長さ。二番目は印刷が不明瞭。三番目は男帯のもっともふつうな貝の口、男結びともいう。もっともこの絵の男はややゆるんでだらしがない。右端の男は、結び目に端折ったきものの裾を引っ掛けているのでわからないが、神田結びのようでもある。そこに煙草道具を挿していて、下に紺の股引を見せているなど、下っ端の役人かもしれない。(大丸 弘)
ID No. D07-057
出典資料 読売新聞
発行年月日 1895(明治28)年7月16日号 1面
小説のタイトル 笛吹川(67):卒に熱を得たりとて。
作者 尾崎紅葉(紅葉山人)(1867-1903)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D5no:[農作業着;野良着]
Vmom:[股引]
Vob:[帯]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
時代区分・年代 19世紀終わり;1895(明治28)年
国名 日本
キーワード 後ろ姿;三尺帯;駒結び;貝の口結び;男結び;神田結び;尻端折り;煙草道具
男女別 男性
体の部分 下半身