近代日本の身装文化(身装画像)
説明 資産家の主人の居間。この主人はなかなかの学者らしく、背負っている床の間は本で一杯になっていて、観音像らしい小さな焼き物類が趣味よく置かれている。立ち戻ってきた娘は新蝶々風の髷で手に大きなショールを抱えている。奈良から大阪までの道中で、しかも途中で乱暴者に出会ったというが、裾を曳いている。家の中では曳き、外出には端折るということが、ごく手軽になされていた時期か。しかし娘は曳いてはいるが、いくぶんか端折ってもいて、家のなかでの曳きようにも、そのときそのときの思慮があった。(大丸 弘)
ID No. D07-009
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1895(明治28)年4月15日号 5面
小説のタイトル 結ばぬ縁(3)
作者 菊池幽芳(あきしく)(1870-1947)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2ni:[日本髪一般]
Wku:[頸覆い(マフラー,ストール,襟巻,ショール)]
D3hi:[曳裾]
H310:[応接間;客間;居間;小集会室;サロン;食事以外の家族的情景]
H6:[和座敷一般]
時代区分・年代 19世紀終わり;1895(明治28)年
国名 日本
特定地域 大阪
キーワード 金持ち;新蝶々風;曳き裾;火鉢;ランプ
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥