近代日本の身装文化(身装画像)
説明 ヒロインは旧大名家の子爵の一人娘、海を見晴らす芝高輪台の邸宅、「いわゆる和洋折衷の家造りなり今しも二階の欄干に倚りてソーアーという椅子に凭(モタ)れ絹房匂う絵団扇を片手に」とあるだけで、それ以上の衣裳付けはない。挿絵の美人はいつもながらの目の吊り上がった、額の狭いおちょぼ口。高島田に結い、袂の長い派手な花柄の単衣を裾長に着ている。縁先に出して身を横たえているのはロッキングチェアで、ソファというのは作者か画家のまちがい。この種の舶来家具のものめずらしい時代だった。(大丸 弘)
ID No. D06-120
出典資料 やまと新聞
発行年月日 1894(明治27)年6月5日号 4面
画家・撮影者 水野年方(1866-1908)
小説のタイトル 疑(1)
作者 黒田撫泉(生没年不詳)[訳補]
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7sh:[小説のヒロイン;挿絵美人(この年の評判小説中の美人)]
D7re:[令嬢モデル]
D2sim:[島田;高島田]
Wou:[扇子;団扇;扇風機]
H8:[屋内の特定部分]
H31:[椅子と、安座を目的とする部屋]
時代区分・年代 19世紀終わり;1894(明治27)年
国名 日本
キーワード ロッキングチェア;うちわ;廊下;欄干
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥