近代日本の身装文化(身装画像)
説明 大阪市内の大きな質屋の店先。ほかの奉公人は奥蔵で流典物(ナガレモノ)の調べ中。番頭ひとりが店番をしているところへ、入ってきたのは理髪業(サンパツヤ)の男。「こうして私も大阪に来て、理髪業(カミユイ)にはなっているが、以前はお前と共謀者(ヒトツモノ)、押借り強請(ユスリ)に強窃盗(……)」という男。江戸時代の髪結の、やくざ気風がまだ残っているらしい。髪結の手前に置いてあるのは櫛や油の入った櫛箱で、これを風呂敷にくるんで提げ、お得意回りをする。帳場格子を背にした番頭は縞のきものに前垂れ掛けで、それだけなら堅気の商人風だが、立て膝をして、その膝に肘をついて煙草を呑んでいる恰好には、髪結に兄貴と奉られるだけの貫禄はある。(大丸 弘)
ID No. D06-003
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1894(明治27)年2月18日号 2面
画家・撮影者 歌川国峰(1861-1944)
小説のタイトル 春野雉(はるののきぎす)(4)
作者 香川蓬洲(香川倫三)(蓬洲居士)(生年不詳-1929)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H84:[店舗内(売場)のスペース]
H840:[帳場構え]
D4ban:[商人;番頭]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
Vka:[掛襟]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
時代区分・年代 19世紀終わり;1894(明治27)年
国名 日本
特定地域 大阪
キーワード 質屋;竪縞のきもの;前垂れ;黒襟;煙管(きせる);煙草盆;櫛箱;暖簾;帳場格子
男女別 男性
体の部分 全身;坐臥