近代日本の身装文化(身装画像)
説明 ヒロインのお蓮と相棒のならず者。もっとも今のお蓮は令嬢風に、相棒は官員風に装っている。満月の第8回と闇夜の第9回とでは、男の帽子の色、袷の縞柄、シャツの柄がちがっている。お蓮の方は羽織のあるなしだけ。男はならず者だが世間を欺くため官員風の拵えとあり、鯰と悪口をいわれたお髭がそれらしい。和服の下着として襦袢ではなくYシャツを着込むのがこの時代らしく、襟元からいつもそれが見えているだけでなく、きものの袖をまくってこれ見よがしにさえしている。第8回では羽織の袖を極端に捲り上げて、裾の短いケープでも着ているように見え、着方、描きように疑問が残る。女の髪は令嬢風の束髪、としているが、両鬢(ビン=横髪)を大きく膨らましたきわめてめずらしいスタイルで、外にあまり例がない。(大丸 弘)
ID No. D05-094
出典資料 都新聞
発行年月日 1893(明治26)年3月1日号 1面
小説のタイトル 三日月お蓮(9)
作者 落葉山人(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2:[ヘアスタイル]
Vhao:[羽織]
Qkas:[絣]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
D1hi:[ひげ]
Vob:[帯]
Wge:[下駄;クロッグ]
時代区分・年代 19世紀終わり;1893(明治26)年
国名 日本
キーワード 切下げ前髪;くずれた束髪;矢絣のきもの;中山高帽;鯰髭;竪縞のきもの;ワイシャツ;ホワイトシャツ;ワイシャツの襟;紋付き羽織;羽織紐;角帯
男女別 男性;女性
体の部分 全身
関連情報 D05-093, D05-094