近代日本の身装文化(身装画像)
説明 勘当されて行き所もなくなった若旦那が、その風体から巡査の不審尋問を受け、伯父の元に送り届けられる。巡査の威圧的な態度や物言いがよくわかる。伯父は玄関に両手をついて御役人様、とよびかけ、それに対して「巡査はいと横柄に“お前は何か清水吉兵衛というものか(……)”」という態度。この時代は官吏侮辱罪という法律が生きていて、足尾銅山事件の田中正造が、検事の論告中に欠伸をしたというのでこの法律の適用を受け、四十二日間の拘留となった。巡査の服装はこのころになってようやく全国的に整備され、軍服と似ていることもあって民衆に対するその威圧感は大きかったろう。(大丸 弘)
ID No. D05-008
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1893(明治26)年3月5日号 3面
画家・撮影者 歌川国峰(1861-1944)
小説のタイトル 鬘草(かづらぐさ)(13)
作者 卍字楼主人
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H59:[出入り口・窓越しの外の風景]
G023:[日本式玄関構え]
D4ke:[警察官;目明かし]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
D1hi:[ひげ]
Wzo:[草履;草鞋]
時代区分・年代 19世紀終わり;1893(明治26)年
国名 日本
キーワード 玄関;巡査;制服;サーベル;口髭;竪縞のきもの;ぞうり:羽織紐
男女別 男性
体の部分 全身;坐臥