近代日本の身装文化(身装画像)
説明 花の行商をしている若者と、病床の母親。よほどの破れ畳か、あるいは古茣蓙(ゴザ)でも敷いているらしいあばら屋住まい。薄っぺらの布団は継ぎだらけで、座布団を二つ折りにして縛り、それを枕代わりにしている。それに凭(モタ)れて身を起こしていることと、病鉢巻をしていることの二点は、病人を描く場合の決まりごとになっていた。七輪の下を団扇で煽いで薬を煎じているらしい息子が、身を屈めて母親の言うことを聞いている。貧乏屋といえば破れ障子はおきまりだが、桟までメチャメチャに折れている表現はめずらしい。その一方で、母親の枕元には刻み煙草の小袋と煙管が置かれてあり、貼り混ぜの小屏風で風を遮っているのは小さなゆとり。(大丸 弘)
ID No. D04-096
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1892(明治25)年11月8日号 3面
画家・撮影者 二代目歌川貞広(三谷貞広)(1838-1908)
タイトル
小説のタイトル 時雨傘(7)
作者 渡辺霞亭(黒法師)(緑園)(朝霞隠士)(無名氏)(匿名氏)(1864-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4by:[病人;けが人;障害のある人]
Ets:[つぎ;繕い]
Whac:[鉢巻;ヘッドバンド]
Vka:[掛襟]
Wou:[扇子;団扇;扇風機]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
時代区分・年代 19世紀終わり;1892(明治25)年
特定通称名
国名 日本
特定地域
キーワード 貧乏;枕代わりの座布団;つぎ当て;病鉢巻き(やまいはちまき);黒襟;煙管(きせる);刻み煙草入れ;莨入れ(たばこいれ);たばこ入れ;竪縞のきもの;腹掛け;うちわ;七輪;腰屏風;破れ障子;衣紋掛け
男女別 男性;女性
体の部分 全身;上半身;坐臥;横臥
関連情報
著作権情報
備考