近代日本の身装文化(身装画像)
説明 挿絵はこの日の本文と関係ない。大阪の中以下の家庭の勝手もと。大根を刻んでいるのはまだ嫁入り前の娘。襟付きの縞のきものに前垂れ、水仕事なので襷を掛けている。髪はわからないが前から見たところは桃割れ風。病の床にある夫のため、七輪を団扇で煽いで土瓶の薬を煎じているのは、眉を落としている女房。これも襟付きの縞のきものだが、肩に大きな継ぎの当たっているのは貧乏人のしるし。京阪は江戸とちがって立ち流しがふつうで、裏店ではこの流しもとが唯一の出入口。狭い土間に水甕(ミズガメ)の代わりの手桶、竈(カマド)、立ち流し台などとともに、棚の上や壁に掛けて、味噌樽、米櫃、塩壺、そのほか細々した調理具すべてが置かれているのが常だった。(大丸 弘)
ID No. D04-085
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1892(明治25)年5月6日号 3面
画家・撮影者 二代目歌川貞広(三谷貞広)(1838-1908)
小説のタイトル さし柳(7)
作者 堺欠伸(本吉欠伸)(欠伸居士)(桃南子)(1865-1897)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H2:[調理関係設備・調度]
D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2mo:[桃割れ]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
Vtas:[襷]
D006:[初老の女性(40~50歳代)]
D1me:[眼・眉毛周辺の状態(眼・睫毛・眉の化粧)]
Ets:[つぎ;繕い]
Wou:[扇子;団扇;扇風機]
時代区分・年代 19世紀終わり;1892(明治25)年
国名 日本
特定地域 大阪
キーワード 裏店;貧乏;土間;台所;立ち流し;竪縞のきもの;引っ掛け結び;ひっかけ結び;襷掛け;前垂れ;まな板;包丁;眉落とし;つぎ当て;破れ障子;襖(ふすま);七輪;薬缶(やかん)
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥