近代日本の身装文化(身装画像)
説明 左官職人が殺人の罪を逃れるため按摩に姿を変えようとしている。いま散髪床で頭を剃らせているのを、探索の刑事が外から窺っている。刑事の風態が決まっているわけはないが、多少の規制はあった。挿絵の例で見ると、いわゆる角袖――和服に帽子を被り、靴を履く、という恰好が多い。容疑者の按摩は、頭を丸坊主に剃っているが、江戸時代から按摩は法体(ホッタイ)姿であることが習慣になっていた。文中で「今月代(サカヤキ)が済んだ所でございます」とあるので、丁髷のときの額の剃り上げが、この時代になって意味を拡大させていることがわかる。(大丸 弘)
ID No. D04-062
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1892(明治25)年4月15日号 5面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 浮沈(28)
作者 幸堂得知(東帰坊)(1843-1913)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4ke:[警察官;目明かし]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Wkut:[靴;サンダル;靴修理;靴磨き]
D1kep:[結髪;散髪;美容師;店舗・設備の一部(理容店・美容店の)]
H844:[髪結い床;美容・理髪店]
時代区分・年代 19世紀終わり;1892(明治25)年
国名 日本
キーワード 刑事;角袖巡査;按摩(あんま);法体(ほったい)
男女別 男性
体の部分 全身;坐臥