近代日本の身装文化(身装画像)
説明 東京の山の手、もとは旗本屋敷の多かったあたり、新しく建てられた洋館の二階の窓から顔を覗かす娘、が第1回。母から留守のあいだに読むことを命じられた本を窓の外に抛り出し、それが庭を散歩していた隣家の主人の頭に当たった。その若い主人に招かれて、娘が隣の庭の花を摘んでいるのが第2回。娘は十六歳ばかり、「髪は束髪に結びて前髪を房々と下げたる様、云わん方なく愛らし」とある。娘の束髪の髷は非常に高く盛りあげていて、顔の長さと合わせると、異様なほど縦長な頭部になっている。きのうは弟と隅田川に船遊びに行った、という季節だが、とりわけ第2回の、厚ぼったく着たきものの、襲ねた襟の大仰な表現が眼を惹く。(大丸 弘)
ID No. D04-021
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1892(明治25)年7月25日号 2面
画家・撮影者 稲野年恒(可雅賎人)(1858-1907)
小説のタイトル 無言の誓(2)
作者 菊池幽芳(あきしく)(1870-1947)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D003:[少女(ほぼ女学生の年頃(12~15,16歳))]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
D2:[ヘアスタイル]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
D014:[若い男(20歳前後~30歳前後)]
D6se:[洋装;西洋化;西洋観;ハイカラ;西洋かぶれ;開化ぶり;西洋憧憬]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Wne:[ネクタイ;ネックバンド]
時代区分・年代 19世紀終わり;1892(明治25)年
国名 日本
キーワード 切下げ前髪;模様入り縞のきもの;中折帽子;中折れ帽子;背広;チョッキ;立ち襟;スタンドカラー;ネクタイ;縞のズボン;しゃがむ;袂の扱い;袂の先をくわえる
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 D04-020, D04-021