近代日本の身装文化(身装画像)
説明 八年後に菊池幽芳が[大阪毎日新聞]に連載した「己が罪」とはべつの作品。この日の切迫した物語とは無関係な挿絵。挿絵はこの時代どこにも見られたしん粉細工の飴屋。しん粉細工は米の粉を蒸して白い飴状にし、お客の注文によってそれを捏ねて、小さな動物などをつくった。動物の胴体などは、細い竹筒を刺して、息で吹いて膨らます。いまやっているのがそれ。この種の子ども相手の物売りは、江戸・明治時代は客寄せのためずいぶん派手な、変わった恰好をしている者もいた。半七捕物帳の唐人飴売もそのひとつ。この飴屋も足拵えは紺の脚絆・足袋・草鞋掛けだが、頭は手拭いを粋な吉原被り、大形と言いたいような派手な中形の浴衣を着ている。手前の大きな麦藁帽子の子どもは男の子だが、長い袂のきものを着ていて、これはこの時代の東京ではめずらしくはなかった。(大丸 弘)
ID No. D03-110
出典資料 東京中新聞
発行年月日 1891(明治24)年7月2日号 4面
小説のタイトル おのが罪(41)
作者 伊原青々園(伊原敏郎)(1870-1941);広津柳浪(1861-1928)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
Vyu:[ゆかた]
Wkya:[脚絆;脛覆い]
Vta:[足袋]
Wzo:[草履;草鞋]
D012:[男の子(小学生くらい)]
D002:[女の子(小学生くらい)]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
時代区分・年代 19世紀終わり;1891(明治24)年
国名 日本
キーワード 飴屋;豆絞り;吉原被り;吉原かぶり;わらじ;麦藁帽子
男女別 男性;女性;女児
体の部分 全身;上半身