近代日本の身装文化(身装画像)
説明 この挿絵のように、関東は座り流し。台所では、膝をついてやる仕事が多かった。当時の女性の一五〇センチたらずの平均身長を考えると、彼女たちの室内の日常の景観は、床からせいぜい一〇五センチから一一〇センチのあたりということになる。膝をついて移動することはしょっちゅうで、きものの居敷当て以外に、膝部分の強化は当然必要だったろう。そのうえに前掛け(前だれ)、袂を処理するための襷、そして姉さんかぶりに用いる手拭いなどは必需品だったはず。前垂れにかわって割烹着が活躍しだすのは、大正にはいるかはいらないかくらいだが、ちょうど、女性の略服としての外出着である訪問着の需要も大きくなってくる。彼女たちの日常生活が外への拡がりを見せるようになるにつれて、女性の目線も高くなり、身体全体の態様もかわっていく。(大丸 弘)
ID No. D03-098
出典資料 改進新聞
発行年月日 1891(明治24)年11月22日号 1面
小説のタイトル 試金石(20):咲更てまた暴風雨(続)
作者 須藤南翠(南翠外史)(坎坷山人)(彩幻道人)(1858-1920)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
Vtas:[襷]
Wzo:[草履;草鞋]
D2:[ヘアスタイル]
時代区分・年代 19世紀終わり;1891(明治24)年
国名 日本
キーワード 前垂れ;襷掛け;引っ掛け結び;ひっかけ結び;台所;座り流し