近代日本の身装文化(身装画像)
説明 芸者をしている姉が嫌な客から遁(ノガ)れて来かかると、神田橋辺で偶然、学校帰りの弟と出逢う。車から降り立った姉はもちろん芸者島田、派手な模様の襲(カサネ)衣裳の前褄を芸者らしく引き上げ、履いているのは畳表のノメリの小町下駄。麦藁帽子を手にした弟は袂付きのきものを着ているので女の子のよう。こんなところも、この時代の男色の盛行との関係があるのかもしれない。それにしても十二,三というにしては姉と比べて少し小さすぎるようだ。東京の下町では、少年にも袂付きのきものを着せる家が多かったという。(大丸 弘)
ID No. D03-093
出典資料 改進新聞
発行年月日 1891(明治24)年7月12日号 4面
画家・撮影者 橋本周延(楊洲周延)(1838-1912)
小説のタイトル 新橋芸者:倦厭性〈幸福だよ〉
作者 村井弦斎(1863-1927)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D013:[少年(ほぼ中学生の年頃(12~15,16歳))]
D7ge:[芸者;半玉;舞妓]
D2sim:[島田;高島田]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
Wge:[下駄;クロッグ]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Qkas:[絣]
Wkus:[靴下]
Wkut:[靴;サンダル;靴修理;靴磨き]
時代区分・年代 19世紀終わり;1891(明治24)年
国名 日本
特定地域 東京;神田橋
キーワード 芸者島田;総柄のきもの;褄取り;小町下駄;麦藁帽子;飛白のきもの
男女別 女性;男児
体の部分 全身