近代日本の身装文化(身装画像)
説明 お目見えで母親に連れられてきた娘が、芸者屋の主人の前で身体を硬くしている。娘は恥ずかしいだけでなく、芸者になるのを嫌っているのだ。しかし清元をみっちり仕込まれているうえ、器量よしということで女主人はすっかり気に入ってしまい、娘の運命は決まった。芸者屋は芸者置屋ともいって、料亭などのお座敷に送り込む芸者を抱え、また育てる役割。この娘のような若い子を「仕込みっ妓」といい、結局は親孝行の名目のもとでの、母親と置屋とのあいだでの人身売買にほかならない。長い煙管に葉煙草を詰め、笑顔で応対している置屋の主人は、人妻風の丸髷だが、もちろん芸者上がりで、母親と比べて、きものの着方ひとつでも垢抜けしているのは当然。(大丸 弘)
ID No. D03-087
出典資料 改進新聞
発行年月日 1891(明治24)年6月19日号 4面
画家・撮影者 橋本周延(楊洲周延)(1838-1912)
小説のタイトル 新橋芸者:清元一曲〈花は遠州流〉
作者 村井弦斎(1863-1927)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H6:[和座敷一般]
D2ma:[丸髷]
Qkas:[絣]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
D2ni:[日本髪一般]
時代区分・年代 19世紀終わり;1891(明治24)年
国名 日本
キーワード 置屋;座布団;火鉢;地袋;三味線;飛白のきもの;煙管(きせる);唐人髷;総柄のきもの;前垂れ;湯呑み茶碗;招き猫
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥