近代日本の身装文化(身装画像)
説明 銃撃を受けて傷を負った友人につき添う主人公の弁護士。手術には親族の承諾と立会が必要ということなので、緊急の場合、長い付き合いの自分がそれに代わろうと申し出たとき、瀕死の友人の口から友人への最後の願いが漏れる。生活上の開化風が実際に導入され、馴染まれた先端は、病院とホテルだったろう。シーツをはじめ真っ白い寝具は、蒲団といえばモスリン友禅の、大きな赤い花柄などがふつうだった明治期の日本人には、その清潔感が印象的だったはず。もっとも蒲団を白いカバーでくるむのを、病院の蒲団みたいだと嫌う人は後々まであったが。ベッドのマットの、とくに当時のあまり上等でないスプリングの感じを嫌ったり、また中にはベッドの高さ自体をいやがる人もあったため、畳敷きの病室を用意する病院も、第二次大戦前にはごくふつうだった。(大丸 弘)
ID No. D03-030
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1891(明治24)年3月20日号 3面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 月黄昏(たそがれ)(15)
作者 半井桃水(1860-1925)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H853:[病院;病室;医療施設]
D4is:[医師;看護婦;病人の世話をする人]
Wkut:[靴;サンダル;靴修理;靴磨き]
D6se:[洋装;西洋化;西洋観;ハイカラ;西洋かぶれ;開化ぶり;西洋憧憬]
時代区分・年代 19世紀終わり;1891(明治24)年
国名 日本
キーワード 病室;ベッド;布団;シーツ;弁護士;背広;縞のズボン
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥