近代日本の身装文化(身装画像)
説明 左から、牛乳配り、新聞売り、紙屑買い、つまり屑屋。舞台の一場面のように見える。屑屋は江戸時代からおなじみの商売で芝居や落語にもよく登場する。半纏股引に縞のきものはどんな小商人にも共通する恰好だが、背中に鑑札を貼りつけた大きな目籠を背負い、手には天秤ばかり、手拭いを吉原被りにして、「屑ーイ、お払い」といって、主に裏店や露地のようなところを歩く。真ん中の新聞売りと牛乳配りは新商売なので、決まった恰好があるというわけではなく、挿絵画家の知っているこういう姿も、貴重な一例になる。新聞売りの饅頭笠は人力車夫のよく被っているもので、たいていは似たような職種の恰好を真似たのだろう。左の二人の、粗末なきものの下にYシャツの襟が見えているのは、シャツといえば大体がYシャツ風の構造のものだったため。(大丸 弘)
ID No. D02-111
出典資料 江戸新聞
発行年月日 1890(明治23)年2月16日号 1面
小説のタイトル 相合傘(18)
作者 なしのやつぶて
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Vhat:[半天;どてら]
Vmom:[股引]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
Wkab:[笠]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Wkut:[靴;サンダル;靴修理;靴磨き]
Vta:[足袋]
Wzo:[草履;草鞋]
時代区分・年代 19世紀後半;1890(明治23)年
国名 日本
キーワード 牛乳配達;新聞売り;屑屋;目籠(めかご);天秤ばかり;半纏;吉原かぶり;饅頭笠;ワイシャツ;ホワイトシャツ;ワイシャツの襟;ぞうり;わらじ
男女別 男性
体の部分 全身