近代日本の身装文化(身装画像)
説明 家僕として雇われることになった主人公の青年が、さしあたりの小遣いとして主人から与えられた十円を手に「急ぎ市中に走りゆきて、白木の位牌と花立およびその他これに付属するものを買い集め」とある部分。主人の妻に「着物はこちらで世話をします、そのうち月給を極めましょう」と言われているので、いま着ている親子縞のきものは私物。下に丸首の細かい格子縞の長袖シャツを着て、紺足袋に草履ばき。学生を含めて若者のふつうの恰好だった。あまり「市中」のようには見えない景観だが、ともあれこの店は仏具商らしい。軒先にはそのしるしの、大きな数珠をアレンジした看板が下がっている。店先で商いの様子を見ている子守りっ子は、この時代、ローティーンか小学校高学年くらいの少女にとっての、だいじな内職でもあった。負ぶっている子に乱されないように、髪を子守りっ子かぶり結びで包み、小さな身体に余るねんねこ半纏を着せられている。(大丸 弘)
ID No. D02-086
出典資料 やまと新聞
発行年月日 1890(明治23)年7月4日号 1面
画家・撮影者 水野年方(1866-1908)
小説のタイトル 再香梅(21)
作者 渓斎英泉(一筆庵可候)(1790-1848)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H84:[店舗内(売場)のスペース]
Vta:[足袋]
Wzo:[草履;草鞋]
Jko:[子守り;子守っこ]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
Vhat:[半天;どてら]
D000:[乳児;赤ん坊]
D2:[ヘアスタイル]
D2ma:[丸髷]
Jhi:[人と動物;ペットと人]
Pu0:[アンダーウエア]
時代区分・年代 19世紀後半;1890(明治23)年
国名 日本
キーワード 仏具商;看板;親子縞のきもの;格子のシャツ;紺足袋;ぞうり;子守被り;子守かぶり;ねんねこ半纏;芥子坊主;犬;丸首シャツ
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥