近代日本の身装文化(身装画像)
説明 見事なお庭に向かって廻り廊下をめぐらした座敷、見るからに裕福なお屋敷でわかるように主人はやり手の企業家。ふたりの娘のうち姉娘に、いま使いのものの手で艶書が届けられた。庭に向かってうずくまり、それをひそかに読んでいるのは姉で、髪は高島田。きものには黒い掛け襟をし、帯は黒繻子で、背後の妹に比べると大人っぽい恰好。妹のきものにはまだ肩揚げがあり、両袖先に手を入れた奴さんをしているのも子どもっぽい。髪ははっきりしないが一種の蝶々かもしれない。庭へ降りる沓脱石の上に揃えてあるのは、将棋の駒のような庭下駄。(大丸 弘)
ID No. D02-081
出典資料 やまと新聞
発行年月日 1890(明治23)年5月1日号 1面
画家・撮影者 水野年方(1866-1908)
小説のタイトル 花金鈴(かきんれい)(16)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H6:[和座敷一般]
G043:[縁先;縁端]
Wge:[下駄;クロッグ]
D2sim:[島田;高島田]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vka:[掛襟]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
D2ni:[日本髪一般]
Vkat:[肩揚げ]
時代区分・年代 19世紀後半;1890(明治23)年
国名 日本
キーワード 縁側;畳廊下;庭下駄;金持ち;高島田;簪;黒襟;お太鼓結び;手紙;蝶々髷風;沓脱ぎ石
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥