近代日本の身装文化(身装画像)
説明 何不自由のない家の子どもが、米の値段が上がったというので学校を辞めさせられた貧しい荒物屋の女の子に同情して、自分の家に呼んで読み書きを教えてやると言い出した。挿絵はその最初の日で、お邸に伺うというので少女は綺麗に着替えさせられ、帯は子どもらしい竪矢に結んでもらっている。母親に結ってもらったという髪は、おそらくふだんのお下げを上に巻き上げただけの束髪風で、可愛らしい後ろ挿しの簪(カンザシ)や櫛を挿している。少年の母親は黒紋附の羽織なので、現代の感覚からすると他家を訪問でもするように思えるが、この時代の女性の羽織は半纏を着る感覚とそう遠くない。髪はもちろん丸髷で、眉を落としているのは、この時代としては古風。(大丸 弘)
ID No. D02-043
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1890(明治23)年4月25日号 3面
画家・撮影者 一梅斎芳峰(歌川芳峰)(武部芳峰)(武部安兵衛)(生没年不詳)
小説のタイトル 怪砿山(12)
作者 宮崎三昧(三昧道人)(1859-1919)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D012:[男の子(小学生くらい)]
D002:[女の子(小学生くらい)]
D6se:[洋装;西洋化;西洋観;ハイカラ;西洋かぶれ;開化ぶり;西洋憧憬]
D2:[ヘアスタイル]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
D2ma:[丸髷]
D1me:[眼・眉毛周辺の状態(眼・睫毛・眉の化粧)]
Vhao:[羽織]
H6:[和座敷一般]
時代区分・年代 19世紀後半;1890(明治23)年
国名 日本
キーワード 束髪風;竪矢の字;立て矢結び;眉落とし;黒紋付き羽織
男女別 女性;男児;女児
体の部分 全身;坐臥