近代日本の身装文化(身装画像)
説明 大商人の苦労知らずの一人娘、年増女の小間使いと西洋闘牌(カルタ)で遊んでいる。お嬢様はふきの厚い友禅の綿入れきものを重ね着して、格子縞の襦袢の半襟が見える。暖房の乏しい家の中で、寒い時期は布団から首を出しているように、こんもりと着たものだ。お嬢さんの束髪はこの時代としては横に張り出しているが、それでも縦型の上げ巻風。造花などをあしらった大きな花簪(カンザシ)がこの時代の束髪の目玉。小間使いの髪はよく見えないが、おそらく銀杏返しで、前髪の小さいのは維新頃の余風。木製の火鉢の向こうに座敷置きの洋灯(ランプ)が見える。お金持ちはたいていアメリカ製の輸入品を使っていたろうが、座敷置き、という特殊な製品は日本製かもしれない。(大丸 弘)
ID No. D02-004
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1890(明治23)年2月8日号 3面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 埋木(16)
作者 桂華山人
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2so:[束髪(前期縦型の)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vhan:[半襟]
Qwa:[綿入れ;キルティング]
Vna:[長襦袢;襦袢]
D4ge:[下女;下男;召使い]
D2ic:[銀杏返し]
D800:[感情・思考・意志の表現一般]
H6:[和座敷一般]
時代区分・年代 19世紀後半;1890(明治23)年
国名 日本
キーワード 上げ巻風;花簪;造花;綿入れ;格子縞;小間使い;前髪;ランプ
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥