近代日本の身装文化(身装画像)
説明 一人息子の恋女房に生まれた初孫。いま胸を開いて乳を与えているのを、夫と、はるばる郷里の滋賀県から訪れた両親と、嫁の乳母とが、眼を細くして覗き込んでいる。右隅の小さい屏風は、赤ん坊と母親の添い寝のために、敷きっぱなしにしてある蒲団を隠す腰屏風。プライバシーの乏しい日本住居では、こうした小屏風が役に立った。嫁も姑も髪は丸髷だが、その髷の大きさの違いが目を惹く。嫁はまだ数え十七歳、この時代では姑もまだ四十そこそこのはず。明治以前生まれの地方人なら眉を落としているのはよいとして、いくぶん老けすぎているようだ。(大丸 弘)
ID No. D01-226
出典資料 やまと新聞
発行年月日 1890(明治23)年1月18日号 3面
画家・撮影者 水野年方(1866-1908)
小説のタイトル 姨捨山(35)
作者 冨田一郎(一筆庵主人)(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H6:[和座敷一般]
D2ma:[丸髷]
Vhao:[羽織]
Vka:[掛襟]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vta:[足袋]
D0yo:[授乳;乳幼児の世話]
D000:[乳児;赤ん坊]
時代区分・年代 19世紀後半;1890(明治23)年
国名 日本
キーワード 小さい頭;黒羽織;黒襟;飾り櫛;産着;涎掛け(よだれかけ);火鉢;火箸;腰屏風
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥