近代日本の身装文化(身装画像)
説明 十歳と十六歳の娘ふたりが離ればなれになって、互いに行方を尋ね合う、というのが中心のストーリー。この場面はたまたま旧知の男性に大阪で出逢った姉娘が、男の泊まっている旅宿に伴われて、なにかと身の廻りの世話をしてもらっている、というくだり。男はコーヒーにミルクを混ぜてそれを滋養液といい、薬湯に入れ、洋食を食べさせて、娘の気力を回復させようと努めている、とある。娘は鏡台の前に座って、旅館に出入りの髪結いに髪を結わせている。髪結いは髪をほどいた後、まず梳櫛を使って入念に梳く。髪を念入りに梳いてもらうのは客にとって本当に気持ちのいいものだが、とりわけ滅多に髪を洗わず油で固まった毛を梳くのは、髪結いの方にとってはかなりの力仕事だったから、たいていは下透きと呼んでいる弟子がさせられた。(大丸 弘)
ID No. D01-223
出典資料 やまと新聞
発行年月日 1890(明治23)年1月12日号 3面
画家・撮影者 水野年方(1866-1908)
小説のタイトル 姨捨山(30)
作者 冨田一郎(一筆庵主人)(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H6:[和座敷一般]
D1kep:[結髪;散髪;美容師;店舗・設備の一部(理容店・美容店の)]
D1me:[眼・眉毛周辺の状態(眼・睫毛・眉の化粧)]
Vka:[掛襟]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
Vtas:[襷]
D003:[少女(ほぼ女学生の年頃(12~15,16歳))]
Vhan:[半襟]
Vhao:[羽織]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
時代区分・年代 19世紀後半;1889(明治22)年
国名 日本
キーワード 旅館;髪結い;髪を梳く;梳き櫛;眉落とし;黒襟;前垂れ;襷掛け;鏡台;火鉢;火箸;薬缶(やかん);マグカップ;立て膝
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥