近代日本の身装文化(身装画像)
説明 東京・向島のお花見風景。手前の二人は、花見の趣向をしてやんやと喝采を期待しているひょうきん者。どちらも職人だろう。右の男は手拭いを道中被りにしている。手拭い被りには江戸時代さまざまな工夫が生まれたが、ほんらい丁髷のあるのを前提にしているので、ザンギリや撫でつけの頭では恰好がつきにくく、すっかり廃れてしまった。左側の男は頬被りに扇子を挿している。これはもう少し扇子の先を下げると、相手からはこちらの顔を見られずに、こちらからは前が見えるという工夫になる。落語の「百年目」では、隠れ遊びの番頭が、この手を幇間(ホウカン)から教わっている。三人の学生は「芝に名高き某塾に薫陶さるる生徒ぞと、問わねど知るき帽子の徽章、色も一対一様の洋服」とあって、慶應義塾の学生たち。(大丸 弘)
ID No. D01-211
出典資料 絵入朝野新聞
発行年月日 1889(明治22)年4月2日号 1面
画家・撮影者 歌川国松(一龍斎国松)(1855-1944)
小説のタイトル 雪間の若草(11)
作者 西峡逸史
資料タイプ 挿絵
身装画像コード K55:[観桜・観楓・観菊などの情景]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
Wou:[扇子;団扇;扇風機]
D4ga:[学生・生徒(男子中学生以上)]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Wge:[下駄;クロッグ]
Wzo:[草履;草鞋]
時代区分・年代 19世紀後半;1889(明治22)年
国名 日本
特定地域 東京;向島
キーワード 花見;道中被り;道中かぶり;頬被り;頬かぶり;慶応義塾の学生;制服;中山帽;のめり下駄;ぞうり
男女別 男性;女性
体の部分 全身;群像