近代日本の身装文化(身装画像)
説明 下谷池ノ端に住む常磐津の師匠、近くの商家の主人を旦那として、その旦那の子である生まれてまもない娘と、母親と、子守女の三人暮らし。なにかの訳があって亭主を持たない女の場合、弟子どりをするくらいの腕を持っていても、こういう生き方をする女がむかしはけっこう多かったらしいが、時代が変わっても女の生き方はそう急には変わらないようだ。赤ん坊にお乳を与えるため連れ帰った子守りが、なにか外であったことを告げている。小さな簪(カンザシ)の見える髷はなんだかわからないが、手拭いを額で結ぶおきまりの子守むすび。手に持つ風車も古くからのもの。乳を吸っている赤ん坊は大黒頭巾に涎掛け、まだ背縫いもない一つ身の赤ちゃんきものは厚綿入りで、しかもそれを何枚も重ね着させる旧習があり、医師や教育家からの批判が始まっていた。(大丸 弘)
ID No. D01-187
出典資料 絵入朝野新聞
発行年月日 1889(明治22)年1月1日号 4面
画家・撮影者 歌川国松(一龍斎国松)(1855-1944)
小説のタイトル 雪積恋寄書(つもるゆきこいのよせがき)(上)(1),(2)
作者 桜川漁隠(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H6:[和座敷一般]
D2ni:[日本髪一般]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vka:[掛襟]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
Jko:[子守り;子守っこ]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
D000:[乳児;赤ん坊]
Wzu:[頭巾;覆面]
D0yo:[授乳;乳幼児の世話]
時代区分・年代 19世紀後半;1889(明治22)年
国名 日本
特定地域 東京;下谷池ノ端
キーワード 竪縞のきもの;黒襟;前垂れ;子守り女;子守被り;子守かぶり;風車;大黒頭巾;涎掛け(よだれかけ);長火鉢;火箸;障子窓
男女別 女性
体の部分 全身