近代日本の身装文化(身装画像)
説明 吉原の花魁(オイラン)の部屋。大騒ぎの宴会も終わって客はそれぞれの相方の部屋へひきあげ、鴛鴦の夢を結んでいる頃。この座敷では客の噺家がいつもに似合わない大金を懐にしている上、怪我もしているということで、なじみの花魁が気にしてその訳を聞くのだが、男は話そうとしない。ところへ寝ずの番の妓夫(ギュウ=男衆)が、警察の旦那がお客様に御用があると来ている、と告げる。吉原の大店の客はあがると一風呂浴びて、冬であれば廓で貸す派手な柄の丹前のようなものを着る。廓の寝道具はなにかと仰々しく、敷蒲団の嵩高なのはよく知られているが、この客も座布団を二枚重ねて敷いている。花魁の髪は何種類かあるが、ばかでかいといってもいいように大きいのが特色で、張見世ではこれに後光のように長い櫛笄を飾った。着ているものはわかりにくいが、うしろに丸く引いているのがいちばん上に着ているしかけ、つまり裲襠(ウチカケ)の長い裾。(大丸 弘)
ID No. D01-185
出典資料 絵入自由新聞
発行年月日 1889(明治22)年12月10日号 3面
小説のタイトル 壮士の浮沈 芸者の苦楽 色の革命(7)
作者 花笠文京二世(1857-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H13:[(吉原などの)茶屋の座敷]
D2ni:[日本髪一般]
Vuc:[打掛]
時代区分・年代 19世紀後半;1889(明治22)年
国名 日本
特定地域 東京;吉原
キーワード 花魁(おいらん);娼妓;遊女;女郎;大きい頭;仕掛け(しかけ);裲襠(うちかけ);丹前;座布団;長火鉢;高枕;腰屏風
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥