近代日本の身装文化(身装画像)
説明 車夫の親子の経営する木賃宿。入り口の障子に大きく墨書きしてある。右端にいるのが車夫とその老母。いま戸口に立っているのは、これから親子の世話になろうとしているこの物語の主要人物。大きな角行灯の左の三人は、手前から白衣の六十六部。かたわらにあるのは奉納の経をおさめた笈。その破れに膏薬(コウヤク)を貼っている。その向こうの横縞のきものの老人は伊勢参り。いちばん向こうの坊主頭は行脚の旅僧で、そばに菅笠が立て掛けてある。行灯の上の長押(ナゲシ)にかけてあるのは、三十三云々の文字が読み取れるので、巡礼の着る袖無しの行衣、笈摺(オイズリ)だろう。(大丸 弘)
ID No. D01-147
出典資料 やまと新聞
発行年月日 1889(明治22)年7月28日号 3面
画家・撮影者 水野年方(1866-1908)
小説のタイトル 瑤琴(20)
作者 渓斎英泉(一筆庵可候)(1790-1848)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4ju:[巡礼者]
Wkab:[笠]
Vka:[掛襟]
時代区分・年代 19世紀後半;1889(明治22)年
国名 日本
キーワード 木賃宿;貧乏;行灯;笈摺(おいずり,おいずる);菅笠;黒襟
男女別 男性;女性
体の部分 全身;上半身;坐臥;横臥