近代日本の身装文化(身装画像)
説明 深夜、赤坂辺で不審の若者を誰何する夜警巡査。近くに殺人強盗があって、奪われた鞄を所持し、抱えた仕込杖には血痕が認められたため、容疑者となる。警察官の服装は1880(明治13)年以降、明治20年代を通じての特色あるダブルブレストで、1896(明治29)年には別のスタイルに変わっている。提げているサーベルは1882(明治15)年に制定され、1884(明治17)年には「巡査帯剣心得」が公布され、それ以後変わらず第二次世界大戦までつづいた。仕込杖は帯刀が禁止になってからステッキのようにして持ち歩く、とくに旧士族がかなりいたらしい。もちろん腰に差せば帯刀と見なされるので手に提げるだけなのだが、それでも男が家の敷居を跨いで出て、なにか切れ物を持たないのは「腰が明く」などといって心許ながる、侍気質の人があった。(大丸 弘)
ID No. D01-076
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1889(明治22)年7月13日号 2面
小説のタイトル くされ縁(24)
作者 半井桃水(1860-1925)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4ke:[警察官;目明かし]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Vhao:[羽織]
Wtu:[杖;ステッキ;松葉杖]
Wka:[鞄]
Wge:[下駄;クロッグ]
時代区分・年代 19世紀後半;1889(明治22)年
国名 日本
特定地域 東京;赤坂
キーワード 巡査;制服;ダブルブレスト;サーベル;竪縞のきもの;ワイシャツ;ホワイトシャツ;仕込み杖
男女別 男性
体の部分 全身