近代日本の身装文化(身装画像)
説明 死病の床にある母親の身体をさする娘。母親は夫に疎んじられているが暮らしは貧しくはない。厚い敷布団を二枚重ね、襟のかかった掛けの掻巻布団も厚ぼったそうだ。しかしこの時代はまだ一般の日本人には、敷布を用いる習慣はない。枕元には煙草道具から薬盆、屑入れのようなもの、それに見舞いのりっぱな菓子折の重ねまでところ狭く並んでいる。病人の、二枚重ねた病衣の外のきものに襟が付いているのはいくぶん奇妙だが、そういうものだったのだろうか。娘は前髪と鬢(ビン=横髪)の毛を垂らしているので、蝶々風の髷は付け髷かもしれない。小さい子には付け髷が多かった。(大丸 弘)
ID No. D01-023
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1889(明治22)年10月25日号 3面
画家・撮影者 歌川国峰(1861-1944)
小説のタイトル 糸のみだれ(2)
作者 羽山菊酔(羽山尚徳)(菊酔山人)(洗竹居主人)(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4by:[病人;けが人;障害のある人]
Whac:[鉢巻;ヘッドバンド]
D4is:[医師;看護婦;病人の世話をする人]
D2ni:[日本髪一般]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Jhu:[ふとん・ベッドに横たわる;寝道具]
Vyo:[夜着;夜具;掻巻]
時代区分・年代 19世紀後半;1889(明治22)年
国名 日本
キーワード 蝶蝶髷風;蝶々髷風;付け髷;花簪;病鉢巻き(やまいはちまき);掻い巻き(かいまき);布団;行灯
男女別 女性;女児
体の部分 上半身;坐臥;横臥