近代日本の身装文化(身装画像)
説明 足を伸ばし、片手を後ろに突いて身を横たえるのは、女性が嗚咽し、あるいは哀しみに耐えるようなときの恰好。「閻魔の彦(9)」の女は芸者島田、裾を曳いた柳橋の売れっ子芸者で、身分ある若様が、自分のためお家不首尾になったと聞いての不安。「悪縁塚(100)」の女は、拐(カドワ)かされて、宇都宮の町から二里ほども離れた場所の一軒家に押し込められた酌婦。柳橋芸者の小紋のきものに繻子地の帯、長く足にまといつく裾、酌婦の黒襟を掛けた絣風の安いきもの――二人の女の身分と身なりには大きな違いがあるが、哀しみの姿態は、ゆたかな襞付けによって、ほぼ同じように表現されている。(大丸 弘)
ID No. CH1-046
出典資料 都新聞
発行年月日 1900(明治33)年12月18日号 1面
画家・撮影者 富岡永洗(藻斎永洗)(1864-1905)
小説のタイトル 近世実話 閻魔の彦(9)
作者 橋本埋木庵(生没年不詳)[編];渡辺黙禅(1870-1945)[閲]
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7ge:[芸者;半玉;舞妓]
D2sim:[島田;高島田]
D800:[感情・思考・意志の表現一般]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
G043:[縁先;縁端]
時代区分・年代 19世紀終わり;1900(明治33)年
国名 日本
キーワード 柳橋芸者;芸者島田;小紋のきもの;袖で口元を押さえる;裾の袘(ふき)
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥;横臥
関連情報 C10-015, CH1-046