近代日本の身装文化(身装画像)
説明 干し上がった洗濯物に霧吹きをしている老女中と、病の床にあるこの家の主人を見舞いにきた許婚(イイナズケ)の娘。娘は女中に机の上の写真の女が誰かと尋ねている。家中の衣類の世話が、長年いる女中の手ひとつに委ねられているケースもままあったようだ。この物語の場合はやもめ男だからそれも仕方がないし、女中の負担もそれほど重くはないはず。しかし一般には女中の裁縫の腕前のよしあしは、雇った家庭にとっては重要なことだったから、少しの空いた時間も裁縫の修行を求められたし、またそれに自分から励む娘さんも少なくなかった。女中奉公という考え方がふつうだった時代は、一通り家事が済んで、家の者が布団に入った時分、二畳か三畳の女中部屋で眠い盛りの歳の女中の夜鍋仕事がはじまるのだった。(大丸 弘)
ID No. CH1-034
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1898(明治31)年9月4日号 5面
画家・撮影者 二代目歌川貞広(三谷貞広)(1838-1908)
小説のタイトル 魚釣(44)
作者 渡辺霞亭(黒法師)(緑園)(朝霞隠士)(無名氏)(匿名氏)(1864-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2sim:[島田;高島田]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
D4ge:[下女;下男;召使い]
D007:[女の老人]
D2ma:[丸髷]
Vtas:[襷]
Ese:[洗濯;洗い張り]
Jhi:[人と動物;ペットと人]
G043:[縁先;縁端]
時代区分・年代 19世紀終わり;1898(明治31)年
国名 日本
キーワード 総柄のきもの;お太鼓結び;写真;襷掛け;猫
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥