近代日本の身装文化(身装画像)
説明 ひとり者の女髪結のあばら屋に、これも独り者でしがない車夫をしている弟が転がり込んできた。しかしその弟は身分不相応な何枚かの十円札を懐に持っているらしい。その札の出所を問い糾している姉。絞りの大柄の浴衣を着て、立てた膝を抱えているいかにも下品な女、長煙管の先で札をおさえている。髪は商売柄器用に巻きつけて、てっぺんに小さな櫛――毛筋(櫛)を突き挿している。素人では毛筋を挿すことはあまりないだろう。紺絣を着た弟はなんとか誤魔化そうと、身体を退って逃げ腰。(大丸 弘)
ID No. C21-038
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1888(明治21)年8月24日号 3面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 虚無僧富士磐梯(こむそうふじいわおのかけはし)(23)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Qkas:[絣]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
D0tam:[体毛;脇毛;毛を剃る]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
時代区分・年代 19世紀後半;1888(明治21)年
国名 日本
キーワード 飛白のきもの;逃げ腰;十円札;総柄のきもの;長煙管(きせる);煙草盆;毛筋を挿す;立て膝;素足;破れ障子;土壁
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥