近代日本の身装文化(身装画像)
説明 墓参途中の主人を、闇に紛れて川のなかに突き落として殺した呉服屋の番頭。それを目撃していた非人が、店先に上がり込んでこれからゆすりにかかる、という場面。死んだ主人は独り身で、妾はこの番頭とすでに通じていたらしい。呉服屋の客は土間からの上がり框に腰を下ろすか、畳に上がって小僧が奥の蔵から運んでくる品物を見つくろう。左に帳場格子を廻らせた小机、番頭はふだんここに控えていることが多い。後ろの壁に大福帳がかかっている。非人が肩に手拭いを引っかけているのは、もともとは手拭いが職人や力仕事をする人間には手放せないものだったからだが、いつのまにか威勢のよさを売物にする連中の、威しやはったりの小道具になっていたため。したがって出入りのお店(タナ)の旦那の前などでは、手拭いは股の辺りでつかんで持っている。(大丸 弘)
ID No. C21-028
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1888(明治21)年8月2日号 3面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 虚無僧富士磐梯(こむそうふじいわおのかけはし)(4)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H840:[帳場構え]
D2ni:[日本髪一般]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
D1hi:[ひげ]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
Ets:[つぎ;繕い]
時代区分・年代 19世紀後半;1888(明治21)年
国名 日本
キーワード 上り框(あがりかまち);帳場格子;机;大福帳;反物;格子のきもの;無精髭;つぎはぎのきもの;肩に手ぬぐいを載せる;煙管(きせる);煙草盆
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥