近代日本の身装文化(身装画像)
説明 汐留の東京駅を後に見た二人の女性。右は小説も書こうというインテリ開化の女で、前髪を垂らした束髪に大きな花簪(カンザシ)。蝙蝠傘を突き、小さな靴を履く。後ろの、眉を落とした下町風の女は、前髪はやや突き出ているがぐっと低い丸髷で、襟をあまり抜いていないので髱(タボ=後ろ髪)が襟に付きそう。一体にこの時代の素人の女性は襟はあまり抜かず、胸を低く押し広げ、半襟を幅広く見せる方がふつう。褄を少し引き上げて帯に挟み、帯は腰骨の辺りで柳風に結び垂れて、白足袋に畳表の付いた小町風の下駄。(大丸 弘)
ID No. C20-178
出典資料 絵入自由新聞
発行年月日 1888(明治21)年2月8日号 3面
画家・撮影者 土佐光(生没年不詳)
小説のタイトル 一夫二婦 籬の内外(まがきのうちそと)(18):賢婦の諫(続)
作者 宇田川文海(半痴居士)(1848-1930);浪廼家蘆生(生没年不詳)[閲]
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G3:[駅舎;空港]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Wkut:[靴;サンダル;靴修理;靴磨き]
Wkas:[傘]
D2ma:[丸髷]
Vhan:[半襟]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Wge:[下駄;クロッグ]
時代区分・年代 19世紀後半;1888(明治21)年
国名 日本
特定地域 東京;汐留;東京駅
キーワード 花簪;造花;洋傘;蝙蝠傘;こうもり傘;柳の帯結び風;小町形;小町下駄
男女別 男性;女性
体の部分 全身;群像