近代日本の身装文化(身装画像)
説明 上がった客が指名した花魁(オイラン)と最初に座敷で会う引きつけ。このあたりまではわずかながら写真が残っている。客が初めての花魁と遊ぶのを「初会」といい、二度目に会うのを「裏を返す」といい、三度目を「馴染み」といって、初めてお床入りが許される、もし初会からそれを望むのであれば初会馴染みという特別の料金を支払わねばならない――など、この時代の廓(クルワ)、とりわけ吉原は、単なる売春をできるだけ仰々しいものにし、そのうえ吉原情調などというBGMで煽って、遊客によけいな支出を求めた。画面手前の座敷から、客のいる奥座敷に入ろうとしている花魁が、芸者風の潰し島田に結っているのはめずらしい。しかし花魁がいつでもだれでも、「役髪」といわれる巨大な兵庫髷であったわけではなく、洋装や田舎衣裳の例もあるように、目新しさで遊客の心を惹く工夫をしていたのだ。(大丸 弘)
ID No. C20-032
出典資料 灯新聞
発行年月日 1887(明治20)年1月11日号 1面
画家・撮影者 田口年信(二代目年信)(白井勝沅)(修斎国泰)(仙斎年信(二世))(1866-1903)
小説のタイトル 遠音かぐら(8)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G016:[妓楼(窓・格子のみも含む)]
D2sim:[島田;高島田]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vhao:[羽織]
時代区分・年代 19世紀後半;1887(明治20)年
国名 日本
キーワード 遊郭;引きつけ;花魁(おいらん);娼妓;遊女;女郎;潰し島田;つぶし島田;仕掛け(しかけ);裲襠(うちかけ);曳き裾;遊客;黒紋付き羽織;火鉢;火箸
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥