近代日本の身装文化(身装画像)
説明 手前の女性の頭は、自分の手でまとめた簡単なつくね髪の中でもいちばん多く見られたスタイルで、後頭部に突き立てた玉付きの簪(カンザシ)に髪をぐるぐる巻きつけたいぼじり巻(疣毟巻)。よく言う、「うちの嬶(カカア)なんか割り箸をおっぺしょって髪を巻きつけている」というのと同じ構造。いわゆる櫛巻もこの手の髪。袖で顔を押さえているのは、房総のこの土地で姐御といわれる身分の中年の女性。商売人の手に任せることはもちろんできるが、こんな無造作な髪が、気っぷの荒い漁師町の姐さんには似合っている。(大丸 弘)
ID No. C19-168
出典資料 都新聞
発行年月日 1899(明治32)年8月2日号 3面
小説のタイトル 村正勘次(20)
作者 有髯無髯[編]
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2:[ヘアスタイル]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
D801:[強い悩み・悲しみ・口惜しさ・羞恥の表現]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
時代区分・年代 19世紀後半;1886(明治19)年
国名 日本
キーワード 疣毟巻(いぼじりまき);いぼじり巻;袖で顔を覆う;後ろ姿;背面;煙草盆;湯呑み茶碗;茣蓙(ござ)
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥