近代日本の身装文化(身装画像)
説明 無理に座敷に上げられた客が、遠慮しながらご馳走にあずかっている情景。客のシルクハットとフロックコートはかたわらの壁に掛けてある。待合茶屋にしてはぞんざいな扱い。シャツとチョッキでは寒いというのか、丹前を羽織らせているのはかなり内輪な扱い。男の礼装も年賀のためだが、供応されている二の膳はお屠蘇とお重とでお正月のご馳走であることがわかる。客の着ているベストの胸に大きく懐中時計の鎖が見えている。この時代にはまだ腕時計は一般的でなく、時計は男女とも胸の隠しに入れていて、懐時計とも言っていた。(大丸 弘)
ID No. C19-078
出典資料 改進新聞
発行年月日 1886(明治19)年10月9日号 2面
画家・撮影者 二代目歌川芳宗(一松斎芳宗)(新井芳宗)(1863-1941)
小説のタイトル 東風の朝凪:新富町鷲の家の場(2)
作者 彩霞園柳香(柳香散史)(東洋太郎)(1857-1902)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D6se:[洋装;西洋化;西洋観;ハイカラ;西洋かぶれ;開化ぶり;西洋憧憬]
D5re:[フォーマルウエア;礼装;お祝い着]
Psu:[スーツと附属品]
Wto:[時計;時計鎖]
Jne:[年中行事と、その室内飾りあるいはパフォーマンス]
H6:[和座敷一般]
時代区分・年代 19世紀後半;1886(明治19)年
国名 日本
キーワード 待合茶屋;正月;丹前;懐中時計;酌;背広;シャツ;ワイシャツ;ホワイトシャツ;チョッキ
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥