近代日本の身装文化(身装画像)
説明 幼いときに生き別れした母親と、三十年ぶりに再会、という実話記事の挿絵。母親は下総の百姓の娘で、子どもを産んだあと精神に異常をきたし、離別されて実家に戻ったという。この挿絵についてのくわしい説明はないが、農家の住まいを描こうとしたものだろう。農山村の人々の衣服の特色は、概して丈の短いこと。そこから民俗的衣服を短か着と総称したりする。また、多種類の布地で、規則的な構成と必ずしも関係なく縫い合わせてあることも、もとはそれがやむを得ずそうなったことであったにしろ、ひとつの見所とはなっている。決まった枠にはまりにくいような形のきものも、よくあることのひとつ。羽織と言ってよいのか半纏と言ってよいのか、股引なのかもんぺなのか、そして、きものに隠し(ポケット)があったり、胸紐を何カ所にもつけたり、生活の知恵の堆積を感じさせてくれる。(大丸 弘)
ID No. C17-071
出典資料 絵入朝野新聞
発行年月日 1884(明治17)年10月30日号 3面
小説のタイトル 母子の再会
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Vhat:[半天;どてら]
Wge:[下駄;クロッグ]
時代区分・年代 19世紀後半;1884(明治17)年
国名 日本
キーワード 農民;短か着
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥