近代日本の身装文化(身装画像)
説明 東京の下町、八丁堀辺りの麦湯店。暑い間、涼みに来る、と言ってもお目当ては店番の白首女、という商売。江戸錦絵にも名前の残っている茶屋女たちの末か。右の縁台で長煙管に刻みを詰めながら腰を下ろしている女は、この店の店番で「涼風を招く渡世ながら裏は地獄の火の車引かるる儘にどの客にも切売をする」という女。窪んだように低い前髪はこの頃の特色。島田の髷が非常に大きく開いて、根の下がっているのは下町風。襟をくつろげて黒繻子の帯を斜めに結んでいるのも仇っぽい。長話のお客の間(マ)を持たせるために、流しの芸人が寄ってくる。そういう中には物好きな素人の娘さんもいたらしい。(大丸 弘)
ID No. C17-068
出典資料 絵入朝野新聞
発行年月日 1884(明治17)年1月11日号 3面
小説のタイトル 意の浅瀬(こころのあさせ)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7sh:[小説のヒロイン;挿絵美人(この年の評判小説中の美人)]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
D2sim:[島田;高島田]
D3ut:[打合せ;襟あき;ぬき襟]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
時代区分・年代 19世紀後半;1884(明治17)年
国名 日本
特定地域 東京;八丁堀
キーワード 茶店;竪縞のきもの;格子のきもの;煙草盆;うちわ;下町風
男女別 男性;女性
体の部分 全身;上半身;坐臥