近代日本の身装文化(身装画像)
説明 人の事業に出資をしようというくらいの裕福な若者が妹と連れだって人を訪ねてきたが、探し当てた家は空き家になっていた。冒頭の六,七行を費やしてふたりの衣裳付けをしているのだが、その詳しい説明と、挿絵に描かれたきものとがちがっている。若者がお納戸飛白の単物とあるが、描かれているのは細かい縞。唐絽の黒紋附の羽織とあるのに、絵ではきものと対の縞物。妹の方は文中には鼠とお納戸の千筋縞とあるのに、挿絵では見紛いようのない市松に太い子持縞をあしらった大胆な柄。妹の髪は位置の低い娘島田、帯は角出しのお太鼓に結び、塗りのノメリの下駄を履いている。若者の帽子は舶来の麦藁帽とあるので、事実その通りかもしれない。パナマの流行はもう少し後のことで、まだこの時代、欧米でも夏は麦藁帽が一般に用いられていたから。(大丸 弘)
ID No. C17-012
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1884(明治17)年5月1日号 3面
画家・撮影者
タイトル
小説のタイトル 怠情勉強心組織(うらおもてこころのあやおり)(21)
作者
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G023:[日本式玄関構え]
D014:[若い男(20歳前後~30歳前後)]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Vhao:[羽織]
D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2sim:[島田;高島田]
Vob:[帯]
Wge:[下駄;クロッグ]
Wkas:[傘]
時代区分・年代 19世紀後半;1884(明治17)年
特定通称名
国名 日本
特定地域
キーワード 麦藁帽子;竪縞のきものと羽織;娘島田;市松に子持ち縞のきもの;角出し結び;お太鼓結び;のめり下駄;洋傘;蝙蝠傘;こうもり傘
男女別 男性;女性
体の部分 全身
関連情報
著作権情報
備考