近代日本の身装文化(身装画像)
説明 結婚して間のない女に、その夫のありもしない浮気ばなしを聞かせて焚きつける男。男は大阪南のある商家の手代。縞のきものに角帯を貝の口に結んで白足袋。商家の奉公人はふつう色足袋を穿くことはない。すっかりのせられた女の細かい縞のきものは肩揚げがあるように見えるが、腹立ちのあまり腕捲りするように、左の手で肩口をすこし引き上げているためだろう。若妻はもちろん大きな丸髷で、もうこの時代、眉は剃っていない。二人の頭の間に、大きな石油の吊りランプが垂れ下がっているのが開化のしるしだが、就寝後の常夜灯には、用心と倹約のため、種油を使う行灯に替えるのがふつうだった。(大丸 弘)
ID No. C17-001
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1884(明治17)年4月11日号 3面
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H6:[和座敷一般]
D2ma:[丸髷]
Vhan:[半襟]
Vka:[掛襟]
Vob:[帯]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Vta:[足袋]
H000:[照明;照明具(一般)]
時代区分・年代 19世紀後半;1884(明治17)年
国名 日本
特定地域 大阪
キーワード 吊りランプ;火鉢;火箸;土瓶;障子;黒襟:手代;竪縞のきもの;角帯;貝の口結び;白足袋
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥