近代日本の身装文化(身装画像)
説明 〈遡及資料〉大阪・新町遊廓の貸座敷の一間、遊び慣れた同業者に無理やりに連れ込まれた若者が、娼妓や芸者に酒を強いられて閉口している。商人風と断っているとおり、縞のきものに角帯を締めている二人。線描の挿絵では縞柄が強調されるが、目で見た実際のきものはむしろ無地に近い印象になるはず。きものの上に「しかけ」(=裲襠(ウチカケ))を、肩にずらして着ている正面の二人が娼妓。左端の、派手な友禅柄のきものにだらり結びの帯は雛妓(オシャク)で、髪は唐人髷風。その手前、かたわらに三味線を控えているのは芸者で、髪は芸子島田。右端手前の、子持縞のきものに結び下げの黒繻子の帯は、お銚子を運んできた女中で、髪は銀杏返し。(大丸 弘)
ID No. C16-109
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1893(明治26)年4月20日号 2面
画家・撮影者 槙岡恒房(生没年不詳)
小説のタイトル 桜宮心中(1):夜桜(上)
作者 宇田川文海(半痴居士)(1848-1930)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H65:[料亭・料理屋などの広間・座敷舞台・貸座敷]
D014:[若い男(20歳前後~30歳前後)]
Vob:[帯]
D7ge:[芸者;半玉;舞妓]
D2ni:[日本髪一般]
D2sim:[島田;高島田]
D2ic:[銀杏返し]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vuc:[打掛]
D7jok:[女給(カフェー,飲食店ウェートレス)]
Vka:[掛襟]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
時代区分・年代 19世紀後半;1883(明治16)年頃
国名 日本
特定地域 大阪;新町
キーワード 遊郭;商人風;竪縞のきもの;角帯;花魁(おいらん);娼妓;遊女;女郎;友禅柄のきもの;だらり結び;雛妓(すうぎ);半玉(はんぎょく);おしゃく;唐人髷風;芸子島田;女中;子持ち柄のきもの;黒襟;黒繻子の帯;結び下げ;三味線;蝋燭;燭台;テーブル;徳利(とっくり)
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥