近代日本の身装文化(身装画像)
説明 〈遡及資料〉花街での雛妓(オシャク)のお披露目。雛妓はまだ子どもで玉代が半分というところから半玉ともいう。京都の舞妓に当たる。この物語のなかの二人は数え年十二歳と十四歳、それぞれ大和、老松という、あまり可愛らしくもない芸名がこの日与えられた。二人の恰好はきものと帯の柄まで同じで、友禅模様の裾綿の厚い二枚襲に帯はお太鼓に締め、帯揚げを胸高に見せている点は今風。この時代はふつう帯揚げはあまり目立たせない。また、雛妓はふつうお太鼓などに締めないものだが、これは例外で、大人びて見せるためだろう。髪は二人とも唐人髷で前髪を垂らしているのが少女風。塗りのぽっくりを履く。二人の眉毛を描いていないのは剃っているわけではなく、少女の顔に眉毛を描き入れると表情がきつくなるためで、つまり作画上の嘘。第122回で介添えの姐さん芸者は潰し島田に黒紋附のたぶん江戸褄を着て、帯は結び下げ。後丸の刳り下駄を履いている。(大丸 弘)
ID No. C16-096
出典資料 都新聞
発行年月日 1905(明治38)年4月28日号 1面
画家・撮影者 富岡永洗(藻斎永洗)(1864-1905)
小説のタイトル 歌吉心中(122)
作者 橋本埋木庵(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G023:[日本式玄関構え]
D003:[少女(ほぼ女学生の年頃(12~15,16歳))]
D7ge:[芸者;半玉;舞妓]
D2ni:[日本髪一般]
D2sim:[島田;高島田]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Wge:[下駄;クロッグ]
時代区分・年代 19世紀後半;1883(明治16)年
国名 日本
キーワード 雛妓(すうぎ);半玉(はんぎょく);おしゃく;唐人髷;総柄のきもの;友禅模様;お太鼓結び;帯揚げ;裾綿;木履;ぽっくり下駄;姉さん芸者;潰し島田;つぶし島田;黒紋付きの江戸褄;結び下げ;後丸の刳り下駄
男女別 女性;女児
体の部分 全身
関連情報 C16-096, C16-097