近代日本の身装文化(身装画像)
説明 〈遡及資料〉ひいきの男とひとつ傘の娘義太夫の太夫の、長合羽にお高祖(コソ)頭巾という姿。この日は雨降りなので雨合羽だが、このころからほぼ同じかたちの吾妻コートが流行しはじめて、ショールでなければ、お高祖頭巾にコート、という姿が、お高祖頭巾の廃れるまで拮抗した。義太夫語りの娘は、相合傘の下で仲よくしゃべっているので口元を見せているが、お高祖頭巾は口元を隠しているのがふつう。若い太夫の頭巾の下はあきらかに高い娘島田で、一般に頭巾や手拭い被りは、女でも男でも髪型が大きくないと恰好がつきにくい。頭にものを被るのが廃れた理由のひとつは、洋髪の上では頭巾も姐さん被りも恰好がつかない、ということもあるはず。お高祖頭巾の語源――意味ははっきりしない。「坊さんの御高祖」とか、「苧屑(オクソ)」とかいう説はこじつけくさい。(大丸 弘)
ID No. C14-092
出典資料 都新聞
発行年月日 1895(明治28)年7月16日号 3面
小説のタイトル 探偵実話 娘義太夫(77)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Jkp:[カップル(親子・夫婦・恋人・友人など)]
Wzu:[頭巾;覆面]
D5am:[雨や雪など、気象条件による服装]
Wge:[下駄;クロッグ]
D2ot:[男の髪型]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
Wkas:[傘]
Jki:[気象条件(雨,雪,強風,強い陽射しなど)]
時代区分・年代 19世紀後半;1881(明治14)年
国名 日本
キーワード 御高祖頭巾;おこそ頭巾;長合羽;相合い傘
男女別 男性;女性
体の部分 全身