近代日本の身装文化(身装画像)
説明 もと士族の夫は零落して身を隠してしまい、むかし習った新内を役立てての門付けをしている女(四十五歳)に、すり寄ってくる若い按摩(二十五歳)。話はこの二人が夫婦にはなったものの、按摩は怠け者で女を食い物にする。女の手拭い被りはふつう後ろを髷の根に簪(カンザシ)で留めるだけの吹き流しにする。道行きの場面では垂れた片方の端をくわえたりしている。江戸時代の按摩は僧侶のように坊主頭がふつうだった。この習慣は明治に入っても引き継がれたようだ。按摩を座頭さんと呼ぶのは一種の敬称だが、これは按摩の世界にはかつて京都御所から認められた官位制度があって、四階級のうち座頭はそのいちばん下の位。(大丸 弘)
ID No. C14-067
出典資料 東京絵入新聞
発行年月日 1881(明治14)年8月5日号 2面
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D006:[初老の女性(40~50歳代)]
D014:[若い男(20歳前後~30歳前後)]
D2ot:[男の髪型]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
Wge:[下駄;クロッグ]
Wtu:[杖;ステッキ;松葉杖]
時代区分・年代 19世紀後半;1881(明治14)年
国名 日本
キーワード 門付け;道行き;手ぬぐいかぶり;吹き流し;三味線;按摩(あんま);坊主頭;日和下駄
男女別 男性;女性
体の部分 全身