| 説明 | この六枚の挿絵のうち、駒吉お仲の話説と、久次郎の話の、それぞれ二枚が同じ人物。しかし、この四人、描かれた六人の姿は、同一人物といってもよいほど、髪も、着ているものもよく似ている。その中でとくに目につくのは黒っぽいケープだろう。在来型の道中合羽とちがって丈が短く、合羽がたいてい縞物だったのに対し、こちらは黒羅紗製がふつう。この時代、非常によく目にするので流行していたことがわかるが、名前については混乱がある。この形を鳶(トンビ)と呼ぶか、トンビは二重外套のことか、など。どちらにしても断定的なことはいえないだろう。『駒吉お仲の話説』は、はるばる長崎から訪ねてきた人がもてなしを受けている図。『節婦お里の話説』は、久しぶりの帰郷で、老母と積もる話をしている図。そのほかの事例も、このケープが、羽織や被布と同じように、必ずしも屋外だけの外套ではなかったことを示している。(大丸 弘) |
|---|---|
| ID No. | C13-072 |
| 出典資料 | 東京絵入新聞 |
| 発行年月日 | 1880(明治13)年9月24日号 2面,3面 |
| 小説のタイトル | 久次郎の噺:一昨日の続 |
| 資料タイプ | 挿絵 |
| 身装画像コード | Vwa:[男性和装外套] H59:[出入り口・窓越しの外の風景] D5ry:[旅装;旅姿;旅装束] |
| 時代区分・年代 | 19世紀後半;1880(明治13)年 |
| 国名 | 日本 |
| キーワード | [インバネス;トンビ;鳶(とんび);二重回し;二重廻し;二重外套;二重マント] |
| 男女別 | 男性;女性 |
| 体の部分 | 全身;坐臥 |
| 関連情報 | C13-049, C13-056, C13-059, C13-072, C13-073, C13-081 |